しまりす写真館の現像室から

カラーネガフィルムでユルめに写真を撮っています

Leica Syndrome

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Leica M2 + Elmarit 28mm + Kodak ProImage100

しばらく一眼レフを使っていると、定期的にレンジファインダーに戻ってくる。ということで、私、今、Leicaもーどです。

イカイカと巷では言われているけど、先日近所の本屋さんで見つけた雑誌「Pen」でライカ特集がされていたので、思わず買ってしまったんですが、その中身のほとんどが、前に買った雑誌とおんなじだった・・・。

そういうことが許されてしまうのも、天下の「ライカ」ならでは、なのでしょうか。

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Leica M2 + Elmarit 28mm + Kodak ProImage

さて、こちらのライカM2。一月まえに、自粛疲れの反動で、思わず買ってしまったのですが、バックドアもペコペコしないし、巻き上げやシャッターを押した感じもさすが1960年代のライツ!ということで、とても気に入っています。。。と言いたいところですが、画龍天青を欠く、というのでしょうか、お店でからシャッターを切った時には気がつかなかったんだけど、フィルムを装填して巻き上げると5回〜10回に一度程度、若干ラチェットが滑る時があるのが、厳しいところ。

製造されてから60年、いろいろなユーザーにいろいろな使い方をされてきたのでしょうから、完璧な個体を期待する方がお門違いというもの、とは分かってはいるのですが、いやーなかなか、「ライカ道」は厳しいものですね。

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Leica M2 + Elmarit 28mm + Kodak ProImage 100

修理の人に見てもらったら「ライカは3000台くらいみてきましたが、この症状は初めてみたな〜」と言われてしまった。。Rollei 35でも似たようなことを言われたことがありますが、ある意味、レアモノを引き当てる才能があるのかな、私?

それはさておき、M2って、「廉価版」というような印象があって、なんとなく敬遠していた私ですが(その割にはM4ー2を買ったりもしているのですが)、どうもいちばん相性があってる感じがするのは、M2だったのかな、っていう気がしています。特に巻き上げるときの柔らかい感じは、M6とは違う優しい操作感ですね。M3もそういう感じがあるけど。

と、考えだすと、より程度のいいM2を探して、さらなるお布施と散財の泥沼に入っていきそうなのですが、ひとまず今回お迎えしたM2とうまく付き合っていきつつ、焦らずに良い個体を探して行こうかな、なんて、思っている自分が怖いのです。