しまりす写真館の現像室から

カラーネガフィルムでユルめに写真を撮っています

僕のローライ絵日記

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最近のお気に入りはこの古いペンタックスの一眼レフと「Maker's Mark」のバーボン。「Maker's Mark」は最近コンビニでも売ってるけど、700mlのボトルが2,000円足らずで、結構お求めやすいのですよね。開封するときに赤いロウ(ゴム?)引きのキャップカバーを剥がすのも、なんとなく楽しい。

少し前まではシングルモルトやジャパニーズウィスキーがお好きな私でしたが、ふとしたはずみでバーボンの美味しさに開眼してしまい、コロナ禍になって以来ウチ呑みのお供はバーボン一本槍です。「IW HARPER」もお味のコスパが良いのでお好きなのですが、バーボンってアメリカの芋焼酎的なポジションなのでしょうか。ジャパニーズウイスキーも「山崎」や「響」が「高嶺の花」となり、シングルモルトも7、8千円もすることを考えると、バーボンはグッとお財布に優しいので、おすすめです。

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Rolleicord + Xenar75mm + Fujipro160ns

今年も萩の季節になりました。といっても、この夏はおかしなお天気で、妙に寒かったかと思うと急に暑くなったり、ザーザー雨が降ったりで、近所のお寺の萩もどうも元気がありません。まあ、ちょっと元気がなさそうに見えるのがこのお花の魅力でもあるのですが。

萩の花 くれぐれ迄も ありつるが 月出でて見るに なきがはかなさ  源実朝

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Rolleicord + Xenar 75mm + Fujipro160ns

ここのところ、このローライコードでの撮影にハマっています。フィルム1ロールあたり12枚しか撮れず、一カットあたりのコストを考えると膝が萎えそうになりますが、スキャンした画像を見ると、緻密というのでしょうか、解像度が高いというのでしょうか、んーと、ボキャブラリーが貧困で大変お恥ずかしい限りですが、アホアホみたいにパカパカシャッターを切ろうという気にはなりませんが、なんかお気に入りの一枚の生まれる確率も高いように思います。

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Rolleicord + Xenar 75mm + Fujipro160ns

数年前に買ったカメラ雑誌を見返していたら、「フィルムってのは、1日かけて日記を綴るように36カットを使うものだ」という言葉に出会いました。トイレでナルホド!と膝を打つ私。36枚だと最初の方で何を撮ったか忘れてしまいますが、12枚なら覚えていられる。

今日は朝から大雨で撮影に出掛けられなかったけど、明日はローライ(コード)で一日かけて写真日記をつけてみようかな。

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ローライフレックスもかっこいいなと思いますが、お値段もはりますし、重いしで、私的にはこのローライコードでじゅうぶん。一番人気はVb型ですが、御徒町のきくやカメラでいくつか在庫品を見せてもらった結果、絞りやシャッタスピードのレバーを操作しやすいV型にすることにしました。Vb型は、レバーをちょっと押し込んで動かすようになっているのが、誤動作防止のためだと思いますが、個人的には少々ストレスフルに感じてしまったのです。

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レンズシャッタのカメラって、シャッタチャージした後にシャッター速度を変えると、シャッター機構に負荷がかかるのですね。きくやカメラのお兄さんに教えてもらいました。優柔不断な私の場合、露出決定に際してもチマチマと絞り変えたりシャッター速度いじったりするのですが、ローライフレックスは巻き上げるとシャッターチャージされてしまう、ということは、構図決めて、露出決めてからあのなんていうんですか、グルーンってヤツを回して巻き上げと同時にシャッターチャージ、そのあとはシャッター速度変えちゃダメっていうことになりますよね。なるのかな?

ローライコードの場合は巻き上げとシャッターチャージの操作が別々なので、一枚撮影→すぐにフィルム巻き上げる→次の被写体発見→うじうじ悩んで、露出と構図決定→テークレンズの下のレバーをジリリっと引いてシャッターチャージ&レリーズ、っていう流れの方がリズムが掴みやすいのです。少なくとも私にとっては。

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腹が減っているのでしょうか。こういうのをみるとどうしても撮影したくなってしまいます。それにしても、「たまご丼」と「カツ丼」の150円の差って、微妙だな〜。カツ丼が安く見えるというか、意外とたまご丼って高級品なのね、っていうか、そういえば生まれてこのかた、「たまご丼」って一度も食べたことがないような気がするので、今度頼んでみようかな。「力うどん」っていうのも、おもち入りのうどんなんだと思うけど、食べたことないんだよな。50ねん生きてても、食べないものは食べないんですよね、ニンゲンって。

このあたりに、人間の認知能力の限界というか、経験値の限界というか、えーっと、なんていうんでしょう、みんなそれぞれなんでも知っているように思っているけど、実は知らないことってきっとたくさんあるのだ、といいたい。

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「いや、俺は、中華料理屋さんの壁にかけてあるメニューを右端の『ザーサイ(おつまみ)150円』から左端の『エビチリ1800円』まで、一つ残らず、食べたよ」っていう人もいるのかもしれないけど。

ところで、商店街の外れの小さな中華料理屋さんっていうかラーメン屋さんのメニューに「エビチリ」とか「フカヒレ」とか書いてあるけど、あれって常時材料を仕入れているのかな。。余計なお世話かもしれませんが、昔から気になっています。

街を歩いていると、つくづくこの世界って、謎が尽きないな、ということに改めて気がつくのであった。