しまりす写真館の現像室から

カラーネガフィルムでユルめに写真を撮っています

Olympus E-P5: "Theme for Ernie"

Olympus E-P5 + M.Zuiko 14-42mm EZ

 

1ドル=150えん!

やったぜ平成バブルの再来だ、なんとなく嬉しくなってくるっていったら、円安で苦しんでいる方達に申し訳ないのですが、でも為替レートって変動するので、来年の春頃にはどうなっているかわからない。不肖徒に馬齢を重ねた身としては、為替レートぐらいコロコロ変わるものはないと思う。1ドル360円の時もあったし、社会人になった頃は160円くらいだったような気がするし、たまたま仕事で西海岸に滞在していた時期は、1ドル80円をきって、なんでも安い安い。当時日本でCDアルバム一枚が1,800円ぐらいしたと思うんだけど、CDいちまい7ドルぐらいで売っているので、え、これ500円!?やっす、っていうことで、学生時代に「友&愛」(懐かし・・)で借りたレコードをダビングしたテープで聞いてたDavid Bowie、「ハンキー・ドリー」から「トゥナイト」まで大人買いしてしまいました。

今夜聴いているCDはコルトレーンの「ソウルトレーン」。バルセロナのバージンレコードで、確か1995年に買ったものです。値札シールにpts.1.750ってあるので、1,750ペセタだったってことですが、当時の感覚で1ペセタ=1円ぐらいなので、当時は、概ねスペインと日本とで、物価の感覚は似たり寄ったりだった、ということになります。ただ、食品(特にお酒!)は、スペインは安かったな〜。缶ビール一本100ペセタしなかったように記憶。もっとも、味は甘ったるくて、日本人が重視する「喉ごし」も「キレ」も、「何それ?」って感じの味でしたが。

その後、2002年にユーロが導入されて、当時1ユーロが166.386ペセタで換金された。カフェでエスプレッソ(スペインでは、「cafe solo」)を頼むと100ペセタすることはなかったと思うんですが(記憶が正しければ75ペセタくらいだったような気がする)、ユーロになって現地に戻ってみると、結局「ワンコインの経済学」っていうやつなんでしょうか、コーヒー一杯が1ユーロ(つまり166ペセタ)になってました。

ネットで調べてみると、今(2022年)、カプチーノ(って、カフェオレ(Cafe con Leche)のことかな)が一杯1.7ユーロ(250円弱?)・・・日本に比べるとまだ安いと思うけど、ユーロ前の値段を考えると3倍?

コーヒーはスペイン人の血のようなものだと思いますが、日本人にとっての血といえば、やはり牛丼でしょう(?)。ということで、吉野家の牛丼の値段を調べてみると1985年が370円、2017年が380円だったようです。2022年時点では、430円になってるみたいです。2001年にはデフレで牛丼が一杯250円っていう時期もあったみたい(2001年)。

お金の価値や物の値段って、時代や地域によってコロコロ変わるんだなって、如実に感じます。でも、このCDに記録されている1958年2月7日に録音されたコルトレーンの演奏は、CD買ってから四半世紀(なんと・・・)経っても、まったく変わらない。とくに、4曲目の「Theme for Ernie」が、いいな。

こうして背中合わせにくっつけてみるとオリンパスOMって、サイズ感がM型ライカとほとんど変わらないんだな。なんとなく感動。「誰がなんと言おうと、俺はこの大きさで!」って、決めてたんだろうな、米谷さん。

Theme for Ernie

Theme for Ernie

  • J. Coltrane
  • ジャズ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes