しまりす写真館の現像室から

カラーネガフィルムでユルめに写真を撮っています

2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

Minolta XD: 鳶と猫

Minolta XD + Kodak 200 フィルムの切れ端って「パンの耳」的部分?意図した記憶が全くないので、偶然だと思うけど、なぜかトンビが2羽写ってた。しかもバチピンで。 久しぶりにミノルタXDを防湿庫から引っ張り出して、シャッターを切ってみた。前回使った…

Nikon S2: 「撮って、と被写体が囁く」

「オリンパスのOM-1を僕が初めて見たのは、四国の高知市内だった。播磨屋橋からさほど遠くない裏通りに面した写真機店の、とおりがかりの人たちに外から見てもらうためのウインドーの棚に、新品のOM-1が置いてあった。・・・三人は立ち止まってOM-1を見た。…

Leica M3: Walking in Tokyo is Addictive.

Leica M3 Double Stroke + Elmarit 90mmF2.8 + ProviaF 100 東京は秋。東京の秋、といえば、谷根千、である。ポジフィルムを装填したダブルストロークのM3に、久しぶりに90ミリのエルマリートをつけてみた。いつだったか、新宿のL社の委託品を購入したもので…

Leica M6: The World according to Platon

いつだったか、近所のお寺で撮った写真。なぜこんなに樹の写真ばかり撮ったのか、その理由は不明です。 樹木1 樹木2 樹木3 いいかね、善きクリトンよ、言葉を正しく使わないということはそれ自体として誤謬であるばかりでなくて、魂になにか害悪を及ぼす…

Ricoh GR3x: 台東区あたり

Ueno, Tokyo ここのところ、フィルムの現像代などに散財してしまっているので、今日はお小遣い節約のため、GR3xを持ち出しました。 Ueno, Tokyo オートフォーカス、プログラムオートで撮っていると、本当になにも考えることがなくて、楽である。ちょっと楽す…

Fujifilm X-T4:師匠と弟子の問答から学んだこと。

Fujifilm X-T4 + XF90mmF2.0 + Classic Chrome 「・・・しかし、僕がなにを言っているのか、君にもっと明瞭に話してあげよう。君はまだよく理解していない、と思われるから」 すると、ケベスは言いました。「ええ、ゼウスにかけて、あまりよく解りません。」…

Fujifilm X-T4: 奥渋逍遙

「それゆえ哲学は『どんなものが存在するか』に関しては確信の度合いを減らしてしまうが、『どんなものが存在しうるか』に関する知識を著しく増大させる。開放的な懐疑の国に旅したことがない人から尊大な独善性を取り除き、見慣れたものにも見慣れない側面…