しまりす写真館の現像室から

カラーネガフィルムでユルめに写真を撮っています

Nikon Fever: 新宿の西、中野の北

Nikon F3 + Ai-S Nikkor 35mmF2.8 + Fujicolor 100 新宿の西、中野の北のあたりを歩いている。先日は新井薬師から新江古田の駅まで、ジグザグに住宅地の中を歩いた。一種独特の存在感を感じさせる、不思議な区域である。太田区や世田谷区のような雰囲気とは…

Ricoh GRIIIx: 北新宿の母、南新宿の父

新宿 2023 日々、色々なものがそれと気がつくことなしに消えていくのだけど、公衆電話もそんなものの一つかもしれません。あの、分厚い電話帳も。僕の記憶が間違っていなければ、この電話機が置いてある棚の下のスペースは、確か、電話帳が置いてあったよう…

Nikon S2 & EM: 新橋、ホッピー、そして世界の「画角」についての考察。

Nikon S2 + Nikkor 50mmF1.4 + Acros 100 「神よ。我に50ミリのレンズを与えたまえ。」 新橋のやきとんやでホッピーを酌み交わしながら、僕の古い友達がいった。 「おもいかえすに、僕は、あたりのいろいろなものごとを、ひとつひとつ、一人一人の対象の、ご…

ハロー、マイ・ネーム・イズ・ケン・オカ

ハロー、マイ・ネーム・イズ・ビル・ブラウン ハウ・ドゥー・ユー・ドウー ハウ・ドゥー・ユー・ドゥー ジス・イズ・ア・スクール ザット・イズ・ア・ホール イズ・ジス・ア・パーク? イエス・イット・イズ ウワット・イズ・ジス? イッツ・ア・チャーチ 中…

Leica M4-2 & M3: Paris de Leica, Leica de Paris

日本の食料自給率は30%代だそうだが、我が家のカメラ自給率は2000%ぐらいである。昨日一台処分したけど、明日また一台増えそうな予感が・・・。 Leica M4-2 + Summicron 35mm + Kodak Tri-X パリ左岸の「Shakespear's Bookstore」。今や完全に観光地と化…

Minolta α7: Aged Positives

ポジフィルムを装填して、36フレームのうち半分ほど露光した後防湿庫の中で眠り続けていたミノルタα7。ふとしたきっかけでカメラを引っ張り出し、残りの半分を撮影して、フィルムを現像してみた。最初の方に撮ったフィルムに写っている人たちのほとんどが…

Minolta α-7:S区寸景

Minolta α-7 + Minolta Zoom Lens AF24-105mm + Provia F 100 1973年に西武百貨店でダイアン・アーバスの写真展が開かれていたようだ。その際の写真集は西武百貨店が出版している。山岸章二氏が編集し、堤清二氏が発行した。写真集の中の、当時の基準におい…

GR1v: Delayed Gratification=行列のできるラーメン店の法則

Ricoh GR1v + Tri-X このGR1vを中古カメラ店で手に入れたのは、もう7年か、8年前だったはずだ。まだファインダー周りの部品がリコーに残っていた時期で、液晶関係は部品交換させたばかりという状態の良いものだった。ところが、2年ほど前ぐらいからフォーカ…

Minolta XD並びにOlympus Pen D2: 雑観

Minolta XD + MD45mmF2.0 + Kodak 200 いつ頃に撮った写真かな。かなり前だと思う。もしかすると、コロナ騒ぎになった2020年の5月ごろに撮ったものかもしれない。ツツジの花弁に水滴がついているのが、みずみずしくていいな。 このミノルタXD、4、5年前に、…

Leica M6: ビールの歌(高田渡風に)

♪ ビールが飲みたい 風呂上がりにはビールが最高 今夜もプシュッと プルリンクを開けるこの瞬間が タマラない あああ ビールが飲みたい 今日もこんなに頑張ったんだから、俺 発泡酒といわず 第3のビールといわず 糖質ゼロといわず 旨味・プリン体・カロリー …

Minolta XD: 鳶と猫

Minolta XD + Kodak 200 フィルムの切れ端って「パンの耳」的部分?意図した記憶が全くないので、偶然だと思うけど、なぜかトンビが2羽写ってた。しかもバチピンで。 久しぶりにミノルタXDを防湿庫から引っ張り出して、シャッターを切ってみた。前回使った…

Nikon S2: 「撮って、と被写体が囁く」

「オリンパスのOM-1を僕が初めて見たのは、四国の高知市内だった。播磨屋橋からさほど遠くない裏通りに面した写真機店の、とおりがかりの人たちに外から見てもらうためのウインドーの棚に、新品のOM-1が置いてあった。・・・三人は立ち止まってOM-1を見た。…

Leica M3: Walking in Tokyo is Addictive.

Leica M3 Double Stroke + Elmarit 90mmF2.8 + ProviaF 100 東京は秋。東京の秋、といえば、谷根千、である。ポジフィルムを装填したダブルストロークのM3に、久しぶりに90ミリのエルマリートをつけてみた。いつだったか、新宿のL社の委託品を購入したもので…

Leica M6: The World according to Platon

いつだったか、近所のお寺で撮った写真。なぜこんなに樹の写真ばかり撮ったのか、その理由は不明です。 樹木1 樹木2 樹木3 いいかね、善きクリトンよ、言葉を正しく使わないということはそれ自体として誤謬であるばかりでなくて、魂になにか害悪を及ぼす…

Ricoh GR3x: 台東区あたり

Ueno, Tokyo ここのところ、フィルムの現像代などに散財してしまっているので、今日はお小遣い節約のため、GR3xを持ち出しました。 Ueno, Tokyo オートフォーカス、プログラムオートで撮っていると、本当になにも考えることがなくて、楽である。ちょっと楽す…

Fujifilm X-T4:師匠と弟子の問答から学んだこと。

Fujifilm X-T4 + XF90mmF2.0 + Classic Chrome 「・・・しかし、僕がなにを言っているのか、君にもっと明瞭に話してあげよう。君はまだよく理解していない、と思われるから」 すると、ケベスは言いました。「ええ、ゼウスにかけて、あまりよく解りません。」…

Fujifilm X-T4: 奥渋逍遙

「それゆえ哲学は『どんなものが存在するか』に関しては確信の度合いを減らしてしまうが、『どんなものが存在しうるか』に関する知識を著しく増大させる。開放的な懐疑の国に旅したことがない人から尊大な独善性を取り除き、見慣れたものにも見慣れない側面…

Leica M4-2: Ginza, 銀座

Leica M4-2 + Summicron 50mm + Tri-X 久しぶりにM4-2にTri-Xを装填して、夜の銀座に繰り出したわけです。Tri-Xって、暗いところでも、よく写るのね。もう2,000円くらいするようになってしまったけど、更なるインフレに備え、10本ほど買い増ししておきました…

Olympus E-P5: "Theme for Ernie"

Olympus E-P5 + M.Zuiko 14-42mm EZ 1ドル=150えん! やったぜ平成バブルの再来だ、なんとなく嬉しくなってくるっていったら、円安で苦しんでいる方達に申し訳ないのですが、でも為替レートって変動するので、来年の春頃にはどうなっているかわからない…

復活!ライカM6

「そして、全体的に言って、およそ生成するすべてのものについて、すべてはこのように生成するのかどうかを見てみようではないか。すなわち、何か反対のものがある限りにおいては ー 例えば美が醜に反対であり、正が不正に反対であり、その他無数の者がその…

Olympus OM-2n:OM、再来。

「それは、どちらでもよいだろう。しかし、先ず、われわれはある出来事に襲われないように気をつけよう」とあの方は言われました。 「どんな出来事でしょうか」と私は訊ねました。 「言論嫌いにならないようにしよう、ということだ。ちょうど、ある人々が人…

The Times They Are A-Changin'

「そろそろ自分の力で泳ぎ出すがいい そうでないと、あんたも石ころのように流れのなかに沈んじまうだろう 何しろ時代が変わろうとしているんだから」(ボブ・ディラン) Leica M5 + Summicron 35mmF2.0 (2nd Gen.) + Kodak Ultramax 400 近所の写真屋さんで…

秋が来ました

Fujifilm X-E2 + XF18mmF2.0 芸術の秋。なぜ、秋は芸術なのか。秋になると急にみんなレオナルド・ダ・ヴィンチや、ミケランジェロ、ゲーテもしくはトルストイになるのか。 食欲の秋。夏や、冬には腹が減らないのか。冬にはすき焼きがうまい。夏にはそうめん…

Leica M:ときには星の下で眠る

「オートバイは、直線ののぼり坂にかかった。平野は、両手を空にむけて高くさしのべた。 空にむかってせりあがるように頂上に出た瞬間、青い空や透明な風が彼をオートバイごと空中にひきあげてくれるような、強烈な錯覚があった。」 (「ときには星の下で眠…

Leica IIIf : 言葉が美しくなるとき

Leia IIIf + Elmar 5cm 3.5cm (red dial) + Fujifilm Acros 100II 「言葉がりっぱになり、美しくなるのは、ぼくにはいやなことだ。」 (田中小実昌 「言葉の顔」ちくま文庫「田中小実昌ベスト・エッセイ」より 初出「ワインの涙はそら涙」1985年3月旺文社文…

Rollei 35と、「細雪」の世界

Rollei 35 + Tessar 40mmF3.5 + Provia 100F 「明くる日の朝は、先ず広沢の池のほとりにいって、水に枝をさしかけた一本の桜の樹のしたに、幸子、悦子、雪子、妙子という順に列んだ姿を、遍照寺山を背景に入れて貞之助がライカに収めた。」 (谷崎潤一郎「細…

リコーGR3x:人生の短さについて

「便利さは強敵だよ。きっとコロナのあと気付くんじゃない?億劫なことを省略しないのが大事だって。」 荒木経惟(カタリココ文庫「超二流の写真家」大竹照子 随想録所収の対話より) Ricoh GR3x 私が歪んでいるのではない、この世界が歪んでいるのである。 …

Canon New F-1: 無題にて

Canon New F-1 + New FD35mmF2.8 + Kodak Tri-X 「最も重大な業務に最も適している君の精神的な活力を、たとえ名誉はあっても、幸福な人生には何お役にも立たない役目から呼び戻すがよい。そして考えてみるがよい。君が若年のころから、学問研究のあらゆる修…

Nikon F: 私の隣にある異次元

Nikon F + Nikkor H Auto 50mmF1.8 + Kodak Tri-X 久しぶりのキャノンニューF-1を抱えて下高井戸の駅で京王線の電車を降りたのが午後1時前くらい。いや暑いのなんの。こんな暑さの中で歩き回っていたら、本当に熱中症で病院に担ぎ込まれそうです。というこ…

RICOH GRIIIx: 鎌倉アジサイ卍固め、そして錦糸町ブルース

RICOH GRIIIx なんとなく、頭がパンパンである…脳みその容量って、歳をとると減るのだろうか。一度にいろいろなことを考えるのがすっかり苦手な今日この頃である。なので、カメラを持ってどこに行けば良いのかもよくわからないし、考えられない。そのうち、…