2023-01-01から1年間の記事一覧
Nikon S2 + W. Nikkor 35mm F3.5 + Kodak Ultramax400 ライカって、やはり「重い」。さまざまな人々の「想い」も背負って、ますますカメラも、カメラを持ってる私の方も重くなる時が、ある。 そこに持っていくと、ニコンS型は色々な意味で、軽い。実際軽い。…
Leitz-Minolta CL + M. Rokkor 40mm + Oriental Seagull 400 1979年4月16日の東京。 どんな1日だったのだろうな。 なぜ、この特定の日のことを話題にしているのかというと、今、キース・ジャレットの「SLEEPER」というCDを聴いておりまして、これ1979年4月16…
Leica M240 + Nokton Classic 35mm SC II 久しぶりに虎の子のライカMを持ち出しました。レンズはフォクトレンダーの35ミリにて、荒川のこちら側の街を歩く。 東京はまだまだ広い。来週はどこまで行くだろう。 ひとまず赤羽まで歩いたので、次は荒川を渡って…
東京は秋。 Pentax K-3 + HD Pentax 20-40 秋になると、本棚から手にとって、また開きたくなる。荒木経惟の「東京は、秋」。東京を知らない人にとっては、意味を見出しがたい写真集かもしれないが、そういえば、私自身、東京を知っているというわけではない…
Pentax K-3 + HD PENTAX-DA21mmF3.2 AL Limited 東京、奥深い。荻窪駅に行こうと考えていたのだけど、降りたことのない駅で降りてみたほうが、面白いかな、と、一つ手前で降りてみた。そうしたら、実に面白い街の景色が広がっていたのであるけど、先週末入手…
Pentax SP + SMC Takumar 28mmF3.5 + JHC Streetpan 400 再びペンタックスSPとタクマーレンズにJapan Camera HunterのStreetpan 400の組み合わせ。この日はどんよりと暗く曇った雨模様の日だったため、うっかり露出不足のカットを量産してしまった。 Pentax …
写真家の中平卓馬氏に憧れてキヤノンのF-1と100ミリのマクロレンズを手に入れたのは、8〜9年くらい前のことだっただろうか。久しぶりに装填してあったフイルムを取り切ったので、巻き戻して裏蓋を開けてシャッターをチェックしたら、後幕に油が染み出して…
数寄屋橋交差点 Fujifilm X-T4 + XF14mmF2.8 田中長徳氏の「東京ニコン日記 カメラジャーナル新書11」(1998年6月1日発行)を中古本屋さんより、取り寄せ。730ページの分厚さで、実に堪能してしまった。おかげで有意義な3連休となりました。 私たちが日々当…
Leica M3 + Summicron 35mm 2nd Gen. + Orient 400 フィルムを使えば、デジタルでは取れないような写真が撮れる、と思っていた私でしたが、実は本当はそうではない、のかもしれない。 Ricoh GX200 少し前に中古で買ったリコーGX200。15年前のデジカメ。つい…
Pentax MZ-3 + Pentax SMC FA 35mmF2.0 + Ilford Delta 400 自動露出、オートフォーカス、自動巻き上げのカメラ・・・楽だ。楽すぎる!御徒町から浅草、そして三ノ輪まで歩く間に、撮れる撮れる。上の一枚なんか、ゴミ捨て場に屯していた鳩たちが飛び立った…
Minolta SRT101 + Rokkor 55mmF1.7 + Kodak Tri-X ザ・昭和。昭和歌謡の世界。「昭和」っぽい、と言われても、平成育ちの人にはなにが何やらわからないのである。「明治は遠くなりにけり」などと嘯かれても、「なんじゃそりゃ」という以上の感慨は持てなかっ…
Pentax MZ-3 + SMC Pentax-FA 35mmF2.0 AL + Fujicolor 100 Olympus E-3 + Zuiko Digital 12 - 60mm F2.8 - 4.0 本棚を整理していたところ、ふと目に止まった雑誌の裏表紙の広告。 紅茶に浸したマドレーヌの小さなかけらが、少年時代の甘美な記憶を蘇らせる…
Pentax SP + Super Multi Coated Takumar 28mm + JCH Streetpan 400 私の持っているペンタックスSPは、駅前の写真屋さんの放出品?を、確か5,000円ホドで譲ってもらったものだ。レンズはSuper Multi Coated Takumar 28ミリ。これも3,000円くらいだったかな?…
前回私は書いた。電子式の一眼レフカメラは疲れると。ストリートスナップには使えたものではないと。 私は前言を撤回します。私は愚か者でありました。電子カメラ万歳。人間の愚かさ、おっちょこちょいさを救ってくれる、それが電子カメラである。 嗚呼! あ…
Olympus OM-4 Ti + OM Zuiko 21mmF3.5 + RDPIII 旅に出るたびに 思い悩むのが カメラ!レンズ!そしてフィルム!!なのだ。 しかし、この度の久しぶりの海外遠征の旅にて私は悟ったのだ。 汝、悩む勿れ。 ベストの布陣はもう決まっておる。 カメラはライカM4…
Rollei 35 SE + Sonnar 40mm + Fujicolor 100 暑い! 歳のせいか、夏が堪えるようになってきた。箪笥から引っ張り出した半パンで、生白いふやけた脛を晒して出歩ていると、命のキケンすら感じてまいります。皆さまお変わりございませんでしょうか。どうぞご…
Leica M6 + Elmarit 28mm F2.8 (2nd Gen.) + Ilford Delta 3200 最後に残るのは、このウェッツェラー刻印ありのM6かしれません。ISO3200のフィルムなんて、初めて使ったけど、もういちだん、明るくしてもよかったかな。F2.8で15分の1秒くらい。
Rolleicord V + Xener 75mm F3.5 + Fujicolor Acros 100 II 「収束」と「終息」の違いについて、侃侃諤諤議論した日々もあったが、今年は、ようやく夏祭りが還ってきました。 Leica M6 + Elmarit 28mmF2.8 + Ilford HP Plus 3200 むかーし、昔のロバート・デ…
僕の好きな写真集のこと。 まず、牛腸茂雄の「Self & Others」。今はなき、六本木の青山ブックセンターで買った、初めての写真集である。 Self and Others(セルフ・アンド・アザーズ): 牛腸茂雄写真集 作者:牛腸 茂雄 未来社 Amazon 次に、荒木経惟の「東京…
何故かピントが合わないなーと思っていたSRT101なのですが、ようやく手に馴染んできた今日この頃。と言っても、これ、昨年秋の撮影だったかな。秋の短い午後の終わりの方、下谷あたりを歩いた時のものです。 昨日も2台ほど、オリンパスの一眼レフを手放しま…
Rolleicord V + Xener 75mmF3.5 + Fujifilm Acros 100II ここで、奥の方に見える橋(下の方)を地下鉄丸の内線が走っていれば、大三元。さらに神田川を資材運搬用のボートか何かが下ってくればストレートフラッシュだ。 写真の順番を考えるのは難しい。難し…
Olympus Pen S + D.Zuiko 3cmF2.8 + Fujifilm Acros 100II いや、ハマるな〜Pen S。 Pen D2はずいぶん前から持ってるのだけどPenの世界観を如実に体感出来るのは、やはりPen Sだ。この、もしかして人を舐めてるんじゃないか?と思うくらい、冗談のように小さ…
Nikon F + Nikkor H Auto 28mmF3.5 + Tri-X これまでに何度も引用していますが、漱石の「三四郎」の冒頭で、熊本から上京してきた学生の主人公が「東京ではいつでも何かが壊されて、その後を追うように次から次へと新しい物が造られている」と驚くシーンがあ…
Nikon F + Nikkor H Auto 28mm F3.5 + Kodak Tri-X 久しぶりにNikon Fに28ミリのレンズをつけて街に持ち出す。久しぶりのシブヤ・シブヤだ。しかし、スクラブル交差点の人混みに紛れて写真を撮っているうちに雨がひどくなってきた。 渋谷駅周辺はひどく水捌…
Rollei 35SE + Rollei Sonnar 40mmF2.8 + Kodak Gold 200 我が家に2台いるローライくんたちのうち、黒いゾナーレンズ付きの方に入っていたフィルムを撮り切ったので現像に出したところ、去年の桜の写真が出てきました。 久しぶりに横構図の写真をアップロー…
Olympus Pen S + D.Zuiko 3cm + Fujifilm Acros 100II オリンパス・ペンはよく写る、と聞いてはおりましたが、いや、ほんとこれはよく写る。ペンD2も持っていて、知ってるはずだったんだけど、おもちゃみたいに小さな口径のレンズでこんなによく写るとは、あ…
Rolleicord + Tessar 75mm + Fujicolor Pro160NS ブローニーフィルムで撮ったフィルムをデジタイズしてもらうと、やはりフィルムサイズの物理的な大きさの違いのせいか、お店でスキャンしもらったデータでも、35ミリとは明らかに見応えの異なる画像が得られ…
北新宿を歩いていて、ふと見つけた「橋」。 橋、といっても、橋ではない。昔橋であったものの名残というかよすがである。 よすが、って「縁」という漢字なのですね。コンピュータの変換候補で出てきて、初めて知った。個人的には「よすが」という言葉の方が…
「中平がスペインを訪ねたのは病に倒れる数カ月前のことで、『月刊プレイボーイ』の取材で中上健次と旅をした。同行の編集者によると、本屋を見つけるたびに新刊書をあさりに飛びこんでいくので、こんなにインテリの写真家がいるのかと、中上とともに驚いた…
もうすっかり春がやってきました。2月はあんなに寒かったのに、手のひらを返すように春めいてきた。侍ジャパンも順調に勝ち進んできて、本当に幸せな国、ニッポンの令和5年の春である。 がさーといっちゃってます。築地市場跡地。何が建つのかな。カジノがで…