我が家に2台いるローライくんたちのうち、黒いゾナーレンズ付きの方に入っていたフィルムを撮り切ったので現像に出したところ、去年の桜の写真が出てきました。
久しぶりに横構図の写真をアップロードしていますが、こうしてみるとやはり激情的、間違えた、劇場的といいますか、シアトリカルといいますか(そんな大したもんじゃないか)、映画(安物のテレビドラマかもしれませんけど)のワンシーンのようにみえて、縦構図にはない「含み」があるような気がします。
横ばっかりで撮ってると気がつかないので、縦とか真四角を集中的に撮るのも学びがあって面白いなと思う令和5年の今日はこどもの日の午後である。
うーん、コレも、コダックっぽい色で写っていてお気に入りです。目測のせいでバチピンは望めませんが、しかしフィルムらしい曖昧な解像感はさすがゾナーレンズ。カールツアイスでなくてもゾナーはゾナーである。まさにゾナー万歳、だぞなー。
このローライ35はお知り合いから頂戴したものなのですが、長期間沈胴させてた状態で保管されていたせいか、スローシャッタが切れない症状が出ていますが、30分の一秒より上なら問題なく写真が撮れます。レンズも綺麗だし、一度調整、整備に出してみようと思っています。
そうそう、結局ライカDIIを買うのはやめることにしました。やはりバルナックは手持ちのiiif型でじゅうぶんだということに気がついたのです。それに、DIIを買ったら結局レンズもニッケルエルマーとかにしたくなっちゃうわけで。。
その代わり、パナソのルミックスG9Proを買うか買わまいか、思案中。パナライカズミルクス15ミリを持ってて、いつもオリのPen EP-5につけて使っているのですが、E-P5も気がつけば10年選手ですし、最新の(っていってもG9も5年目に入ってますが)マイクロフォーサーズ機につけてみたらどう写るのか知りたいという、ほとんどどうでもいい好奇心がふつふつと湧き上がってここ数日来、俺の物欲を執拗なまでに炙ってきているのである。
そんなどうでもいい好奇心を満たすためにさける予算も限定されているので、最初はG99の中古でも。。。と物色しておったのだが、昨日ついに某家電量販店まで足を運び、現物を確認したところ、やはり外装が金属製ではないのに私としては納得がいかないのであった(中の構造体?フレーム?はマグネシウム合金だそうです)。。こういうの(金属外装にこだわる人)って、フィルム写真にこだわる人と同じで、もともとスマホで写真データ撮って、アプリで編集して適度に「盛って」から、オンラインでシェアしてっていう写真の楽しみ方がネイティブの若い人たちにとっては、ボディ外装が金属か、プラか、ってのは、実はかなりどうでもいいことなのかもしれませんね。いやいやチミ、過酷な戦場で使うことを考えるとだね〜とか、プロの道具としては〜、10年、20年使うことを考えると〜とか、確かにどうでもいいですもんね。東京は戦場じゃないからナパーム弾も飛んできませんし(少なくとも今のところ)、私プロじゃないし、G99は外装がプラであっても防塵防滴だし、10年どころか、2年も使ったらもう次のモデルに買い替えるわけですし。むしろ軽くてちっちゃい、ということの方が良い写真を撮るためにはよほど重要な基本性能なのではないかと思われるわけです。
でも、でもやっぱし、俺はG99はだめだあああ・・・G9にする。なぜならボディーが金属だから。やたらと機能が多くて、おそらく持てる能力、機能の10%ぐらいしか俺は使わないと思うが、男には、同じ麦とホップの炭酸アルコール入り飲料とはいえ、発泡酒ではだめで生ビールでないとだめな時があるのだ。スパークリングワインではだめで、シャンパンを開けなければならない時と場面というものがあるのだ。きっとそのうち大きすぎるし重すぎるっていうことで、持ち出さなくなることはじゅうじゅう、分かっているが、しかし、ココはG9でオネガイします。
よし、これでボディは決まったぞ、と。
次はレンズだ。手持ちのパナライカ15ミリは、G99やGX7ならきっとぴったりのサイズなんだと思うが、G9Proにはやはり役が不足というか、役不足だ。そしてそもそもの話の発端がパナライカレンズをパナソのボディーにつけたらどんな写真(画像)が撮れるのか知りたい、てことだったんだから、ここはルミックスレンズではなくて、パナライカ、それもG9のボディサイズに合うものが必要だ、ということになるわけである。
ならやっぱし2月に出たばかりのライカDG12−35ミリ一択である。35ミリ換算で24ミリから70ミリまでというズームレンジの設定がライカらしいではないか・・・!
よし、これでボディも、それにつけるレンズも決まった。
決まったが、昨日つい酔った勢いで寿司を食い過ぎてしまい、カメラ新台購入の予算を文字通り食い潰してしまった。
なので、パナソボディの導入は一旦見送りに・・・なるのだろうか。
ゴールデンウィークも残り二日。俺の物欲の行き先はどこに。待て次号。