オリンパス・ペンはよく写る、と聞いてはおりましたが、いや、ほんとこれはよく写る。ペンD2も持っていて、知ってるはずだったんだけど、おもちゃみたいに小さな口径のレンズでこんなによく写るとは、あらためてコリャ驚いた。
ペンはEE3で全部カメラにおまかせ状態でパチパチ撮るのも楽しいけど、まさにパンケーキ、というか、ビスケットサイズ?のレンズ鏡胴周りにコンパクトにレイアウトされているピント、絞り、シャッター速度をマニュアルで設定して一枚一枚撮影できるペンSは、マニュアルカメラを操作する醍醐味がちゃんと味わえる。
この日は曇り気味でシャッタースピードも稼げませんでしたが、シャッと軽く作動するレンズシャッターなので、30分の1秒でも手振れの心配はなし。F8くらいまで絞り込めれば、目測で距離を合わせるのはそんなに難しくありません。
ブログやインスタに上げる大きさで、街角の様子を撮ってる程度のものなら普通の35ミリフィルムのはんぶんで十分だという気がした・・・というか、ハーフサイズに慣れてしまうと、35ミリのフルサイズでなんてことのないものを撮るのがもったいないような気がしてきて、ますますライカの出番が減っていきそうです・・・
この辺り、新橋、浜松町、虎ノ門あたりなのですが、どんどん変わっていきますね。。昔の街の個性がなくなってしまって、ふらふらとあてもなく歩いているうちに、一体自分がどこにいるのかわからなくなりそうな感覚を楽しめたりします。
「量は質を凌駕する」というやつで、東京の街角スナップは当分はハーフサイズカメラ、特にこのペンSに活躍してもらうことにしました。あと、フィルムはカラーネガもいいのですが、やはりレンズが古いもののせいか、黒白フィルムの方がしっくり来るような気がしますね。
芝大門周辺。むかし確かこの近所にあったふぐ料理の店に何度かきた記憶があるのだけど、この辺りって、こんな感じだったっけ?
大きめ画像も上げてみましたが、コンピュータの画面上で見る程度ならこれで十分。この小さなカメラで改めて東京を取り直してみても面白そう。軽いから荷物も少なくて済むし、こりゃー週末がますます忙しくなりそうだ。